腎についてです。腎は両側にあります。そして、背中では第2腰椎に付着しています。腎は精を蔵すと古典にはあります。
腎は先天の元気をやどしているところです。そのせいによって発育成長を行っています。
精の消耗は発育不全や老化、性欲減退を早めたりします。
そしてそのほかには、水を司っています。
脾と肺とともに、体内の水分代謝を行っています。
この作用が損なうと、尿量以上、水腫が引き起こされます。
腎は重要でまだ機能があります。
納気を図る。これは、呼吸の事で肺は呼気、腎では吸気を司っています。
この機能が損なわれると、喘息、呼吸困難が引き起こされます。
腎は骨を司り、髄を生じ、脳を満たしています。
腎に障害、病変が起こると、骨の異常、発育病変、骨ももろくなります。
歯ももろくなり、健忘が現れます。精神の異常もきたしてきます。
腎は、耳にも開竅します。
難聴や、耳鳴りがするのは腎の機能低下によるものだと考えられます。
腰は腎の腑なりと古典にあります。腰痛は腎の病変でおこるものなのです。